無垢フローリングのトラブル【養生テープ跡】
こんにちわ。
無垢フローリングの養生テープによるトラブルは、年に数回は相談を受けます。
施工指示書には必ず「養生テープを直接無垢フローリングに貼らないで下さい」と
記載がありますが、施工指示書を熟読されずに施工をしてしまい、直接貼ってしまった。という現場があります。
無垢フローリングに直接貼ってしまうと
テープの糊が表面に入り込んでしまい剥がした後、テープ跡が出来てしまいます。
上の写真は「栗 オイル塗装品」に一週間養生テープを貼ったのち
剥がした後です。
貼っていた所が白くなってしまっています。
こうなってしまった場合、研磨して再塗装をしなければなりません。
最悪の場合、その部分だけ再施工なんて事にもなりかねません。
しっかりと養生ボードなどを用いて養生をお願い致します。
このような見えない丁寧さはコストアップになってしまいますが、
研磨して、再度塗装したり、床材を交換する事になると
もっと費用が掛かってしまいます。
後から不要な手直しをしない為にも、取り扱いには注意して下さい。
養生の一例をご紹介致します。
商品が梱包されていた段ボールなど
空き段ボールをうまく活用して直接貼らないよう気を付けて下さい。
もう一つ対策として、
養生テープの種類を【日東電工 養生テープ さくら No.395N】という
ピンク色の養生テープを使用する事をお勧めしております。
床用の養生テープとして販売されており、
しっかりした粘着力がありながらも、剥がす際に糊残りが少ない事が特徴です。
合板フロアーの施工実績がたくさんある方でも
無垢材となるとまるで別物です。
初めて無垢フローリングを施工される方は、施工要領書を熟読の上で施工して頂く事を推奨しております。
お家づくりに関わる関係者皆様へのサポートに繋がれば幸いです。